IRKitは、リモコンの赤外線を学習し、リモコンの代わりに赤外線を送信することができるデバイスです。
IRKit自体は赤外線の内容を記憶しません。
受信し、テキスト化された赤外線データをIRKit経由で送信することができます。
IRKitとは
IRKitとは、Wi-Fiを搭載したオープンソース赤外線デバイスです。
IRKit
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IRKitは、様々な開発用ツールが提供されており、赤外線を任意のタイミングで送ることができるリモコンアプリを作成することもできます。
用意するもの
環境構築に必要なものは、IRKit本体、Wi-Fi環境、そしてスマホ(iPhone、Android)です。
あ、あと電源も用意しないといけないかな。
ラズパイと同じもので大丈夫です。
5V(DC)、最大3.0Aとかそのへん。
IRKitの電源はmicroUSB(B)からとるので、USBケーブルも必要です。
そして、公式アプリをダウンロードします。
iOS: IRKitシンプルリモコン
Android: IRKitシンプルリモコン
セットアップ手順
セットアップは、それほど難しくありません。
IRKitの電源をいれる、というかUSBを繋ぐ。
そしたら、アプリを立ち上げて指示に従うだけです。
途中、設定アプリといったりきたりして、IRKitにWi-Fi接続情報を教えてあげます。
2.4GHz帯を利用するので注意です。
セットアップ自体はアプリの手順に従うだけなので簡単です。
赤外線データの登録
セットアップが終わったら、公式アプリがそのままリモコンになります。
画面から追加の(⁺)を押し、IRKitに向けてリモコンのボタンを短く押すだけ!
これで登録できます。
これだけで、ベッドで寝たままスマホで操作ができます。
照明のリモコンを登録するときに、作業中に照明が明るくなったり暗くなったりする場合は、少し注意が必要です。
NEC製のRE0201というリモコンを使用して、このリモコンの赤外線を取得しようと何度かやってみたのですがうまくいかず、かなりはまっていました。
IRKitのLEDも青点滅しており、リモコンからの赤外線は出力されているはずなのですが、取得できたデータをIRKitに送信しても、照明はうんともすんとも言わず、おかしいなと思っていました。
たぶんですが、リモコンとIRKitの間を何かで覆って照明の明滅の影響が入らないようにしたらうまくいったので、照明によって赤外線データに影響がある場合があるのだと思います。
まとめ
IRKitを利用すると、スマホが各種リモコンの代わりになり、ベッドに寝ながら、ソファに座ったまま、操作が可能になります。
照明やエアコン、オーディオ機器用など、複数あるリモコンをスマホひとつに統一できるので、ものすごく便利です。
リモコンをなくしてしまってイライラすることも減るので、おすすめです。
また、オープンソースなので技術があれば、センサーなどを追加することでさらに便利にすることもできます。
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